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株式の価額の計算方法(その1)

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上場していない会社の株式の価値はどうやって決めるのか

上場している会社の株式の価値は、よくわかります。

いわゆる株式相場を見ればいいわけです。

しかし、非上場会社の株式は、どうやってその現在の価値を計算したらいいのでしょうか。

事業承継のとき、その対価を計算する上で問題となります(税務でも、譲渡の価格設定でも)。

今回から数回に亘って、(私自身も会計のプロではないので、勉強しながらも)解説できればと思います。

ところで「価額」と「価格」って違うの?

タイトル部分でさらっと使いましたが、「価額」と「価格」は違うのでしょうか。

「価額」は、品物のねうちに相当する金額のことをいいます。

一方、「価格」は、いわゆる「物の値段」で、売買されるときの金額をいいます。

イメージとしては、

・「価額」は、神様とか専門家が決める価値。

・「価格」は、実際に売る人が決める値段

というふうに思ってもらったらいいと思います。

ここで問題となるのは、「価額」ですね。「その株式、専門家が価値を決めたら、いくらになるの?」という話です。

大まかには、3つの方向性があり、そこから、かなり細かな分類がなされており、それぞれメリット・デメリットがあります。

このメリット・デメリットがあるからこそ、大きな企業で使われる算定基準と、中小企業で使われる算定基準が変わってくるのです。

(つづく)