先日書いた記事が好評だったので続きを
先日執筆した記事が、割と検索上位に入ってきました。
みなさま、興味がある分野のようなので、チェンジオブコントロールの話の続きを書こうかと思います。
チェンジオブコントロール条項の見極め方
英文のチェンジオブコントロール条項は、変な話、定義された上で、解除条項がついています。
Law insiderという海外のフリーの契約書データベースだと、こんな感じで定義されています。
https://www.lawinsider.com/clause/change-of-control
ややこしいのは、日本だと、「チェンジオブコントロール」なんて書いていないことがほとんどで、どれが該当するのかわからないということですね。
「株式」「株主」「事業譲渡」のどれかの言葉が出てきたら要注意
基本的に、普通の取引契約書で、「株式」や「株主」なんていうワードは使われません。
「事業譲渡」という言葉も使われません。
取引契約書の文言を検索し、これらのワードがあると、基本的には「チェンジオブコントロール条項があるな」と思ってもらってよいかと思います。
知っている人は知っていますが、知らない人は知らないかと思いましたので、情報提供しました。
弁護士 杉浦智彦